目次
初めに
こんにちは。
スクタプの開発・運営を担当している吟遊堂です。
今回はスクタプの裏話として、オリジナルゲームを紹介していきたいと思います。
なぜスクタプでオリジナルゲームを作ったのか、どのようにして制作していったのかなどを中心にお話していきます。
制作にはAIを活用しているので、後半ではAIとプログラミングに関する解説をしていきますよ。
まずは、スクタプとオリジナルゲームの関係から説明を始めますね。
オリジナルゲームを作った理由
そもそも、スクタプはスクロール型ストーリーを掲載することを目的としたwebサイトです。
これは今までのブログでも説明してきた部分ですね。
そうすると、なぜオリジナルゲームの制作を行ったのか、という話になります。
もちろん内容にもよりますが、スクロール型ストーリーとは方向性が違いますしね。
その理由は、ジャンルを変えることでターゲット層を増やしたかったからです。
現在投稿されているのは、童話や日本文学といった作品になります。
そこで、これらに関心がない人にもスクタプを見てほしいという考えのもと企画しました。
当初はゲーム作品も童話や日本文学と同じようにスクタプの投稿作品として扱っていたんですよ。
それなのにどうして特設ページを用意したのかというと、カテゴリーを整理したかったからです。
以前、Google AdSenseで苦戦しているという話をしましたが、これも対策の一環となります。
カテゴリーを増やしすぎると専門性が下がり、審査に不利になるという解説を目にしたことがきっかけでした。
とはいえ、せっかく作ったのに非公開はもったいないということで特設ページを作りました。
掲載しているゲーム作品は全部で5つ、すべてオリジナルですよ。
それに加えて、すべて入社1年目の新入社員が制作したゲームです。
プログラミング経験のない初心者が、いろいろと調べたりAIを活用したりしながら制作していきました。
AIの活用に関する部分は後で詳しく説明しますね。
ちなみに、使用しているイラストはすべて手描きです。
中には数十枚ものイラストが必要になり、苦労した作品もあったんですよ。
次に、それぞれのゲームの詳しい説明をしていきます。
オリジナルゲーム紹介
この章では、5つあるオリジナルゲームについて見ていこうと思います。
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モース硬度カードバトル
このゲームでは、その名の通り「モース硬度」を活用したカードゲームで遊べます。
攻撃と防御に分かれてカードを出し、相手のライフを0にするまで攻撃と防御を交代しながら戦うゲームです。
ダメージ計算は、「攻撃側が出したカードのモース硬度」から「防御側が出したカードのモース硬度」を引いた値となります。
計算結果が小数点になった場合は切り捨てていますよ。
基本的な動きとしては以上ですが、カードのダメージ量や防御力を上げるシナジーというものを設定しています。
カードにはモース硬度のほかに主元素と結晶系を記載しています。
フィールドに出したカードと同じ主元素/同じ結晶系のカードを出すことで、モース硬度に+1できるんです。
主元素と結晶系が両方同じであれば+2ですね。
このルールで、CPUと対戦することができます。
なお、モース硬度や主元素、結晶系といった情報は、一部ゲーム化する際に扱いやすい形式に変更しています。
具体的には、モース硬度の揺れを統一したり、主元素を1つにしていたりといった部分ですね。
いくつか調整しきれていない部分もありますが、今後時間に余裕があれば改善していきたいと思っています。
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Seek the Chromatic
これはお題と同じ色を探すゲームです。
シリーズになっていて、CSS編と日本の伝統色編の2種類があります。
どちらも、ゲームを開くとステージ選択画面に移ります。
そこで遊びたいステージを選択する形です。
CSS編には、「色名(かんたん)」「色名(むずかしい)」「RGB」「カラーコード」「エキスパート」の5つのステージがあります。
CSSとは、webページのデザイン・レイアウトを行うための言語です。
Seek the ChromaticのCSS編では、CSSで色を設定する際の記述方法の一部をお題として採用しています。
日本の伝統色編では、「赤」「青」「緑」「黄」「紫」「白」の6ステージを用意しています。
日本の伝統色を、色に合わせて6つのステージに分類している形ですね。
どちらもお題に正解の色が表示されていて、選択肢も徐々に増えていく形なので、正解の色を知らなくても楽しめると思います。
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アニマルチョイスストラテジー
動物たちが戦うオートチェス形式のゲームです。
ステージは16個あるのに加えて、敵がランダムになるステージもありますよ。
ランダムステージでは、通常の敵から個別ステージでボスとして用意されている強い敵まで、なんでもありです。
プレイヤーは、ライオン・シマエナガ・カメ・サル・トリケラトプス・チーター・ハリネズミという7種類の動物を、フィールド上の好きな場所に配置して戦います。
動物たちには固有の能力があるので、どの動物をどの位置に置くのかなど、戦略性もありますよ。
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世界のコース料理
このゲームはクイズ形式で、国ごとに設定したコース料理を完成させるゲームです。
11種類のコースの中から1つ選択し、クイズを始めます。
例えば、フランスコースであれば、アミューズから始まる計9品を選択肢の中から順に選んでいくことになりますね。
様々な国の料理の中からコースとして選んだ国の料理を選ぶことができるかがカギとなります。
選択肢はイラストで表示していますが、選択すれば料理名も出てくるのでそこもヒントですね。
各コースや料理については慎重に調べていますが、不備やわかりにくい点もあるかもしれません。
コースによっては難易度が高いものもあります。
以上が、スクタプに掲載しているオリジナルゲームの紹介になります。
どのゲームも丁寧に考えて制作した、思い入れのある作品ばかりです。
AI活用プログラミング
それでは最後に、ゲーム制作の裏側としてAIとプログラミングに関する話をしていきたいと思います。
このブログで取り上げているオリジナルゲームですが、開発はすべてプログラミング未経験の新入社員が行ったものになります。
未経験でもここまでゲームが作れた理由には、AIが関係しています。
近年、AI技術の進歩が目覚ましいですよね。
プログラミングに限らず、いろいろな分野でAIを活用するようになってきていると思います。
実際、右も左もわからない状態では、AIによるサポートが大きな手助けとなりました。
プログラミングに関する仕事をしていると、AIの活用というのは耳にする機会がそれなりにあります。
便利になってきている分、仕事での役割がどう変わっていくのか注目されているようです。
それではここから、AIを活用したゲーム作成について触れていきます。
使用している主なAIは、CopilotというMicrosoftが提供している生成AIツールです。
契約しているのもあって、このAIを中心に利用しています。
具体的には、コードの提案などをAIに頼んでいる形ですね。
とはいえ、AIにすべてを任せているわけではなく、ルールの設定や基本の仕様などは、自力で考えています。
そのうえで、仕様に合わせたプログラミングを行うための手伝いをしてもらっているんです。
しかし、AIを活用していく中で注意点があることも実感しています。
AIが提示するコードには不備がある場合も多いですし、こちら側の指示がその通りに実行されないこともしばしばあります。
コードに不備があるのは人間が作成した場合でもよくあることですよね。
しかし、AIに任せた場合、知識不足でどこに問題があるか把握できない場合があります。
間違っていることは確かなのに、どこの影響かわからないということですね。
どのような問題が起こっているのかAIに伝えて解決してもらうのも手ですが、この方法は使えないことがよくあります。
提示してもらった解決策を使っても修正できないことがあるんです。
解決しなかったと伝えると別の解決策を提示してくれますが、同じ方法を提示してきたり、2つの手段を交互に提示してきたりと、なかなか進展しない場合も多いです。
そういったときは、ただ方法を聞くのではなく、自分で問題を見つけ出すことが重要になります。
コードの中から問題がありそうな箇所を見つけられれば一番ですが、どのような問題が発生しているのか、より詳しく確認するだけでも十分です。
問題の内容をより具体的に伝えれば、AIも違う視点で提案してくれるようになります。
そうやって修正を繰り返して問題を解消していくわけですね。
また、こちら側の指示がストレートに通らないというのは、伝え方の面が大きいと思います。
抽象的だったり詳細な説明に欠けていたりすると、AIが補完するので想定と異なるものが生成されます。
なるべく丁寧に、細かく言語化して指示する必要があるんですよね。
一方で、一度にたくさんのことを伝えると処理が遅くなってしまいます。
ある程度は想定外の挙動も受け入れて地道に微修正を繰り返す方が、開発を進めやすいのかもしれません。
AIにはプログラミング初心者でも作品が作れるほどの力があります。
それでも、開発者が情報の提示をぞんざいにしたり、生成されたコードに関する知識が足りなかったりするとうまくいきません。
AIは便利ですが万能ではありませんし、開発者も知識不足は補っていかなければいけません。
AIは強力な味方ですが、扱う側の理解も必要不可欠です。
過信せず、道具として上手に付き合うのがちょうど良いのかもしれませんね。
終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、スクタプオリジナルのゲームや、それにまつわる開発裏話について紹介していきました。
特にAIに関しては、これから長く付き合っていく技術だと思うので、改めて向き合う良い機会になりました。
どんなに便利なものも、結局は使う側の工夫や学びがあってこそ活かせるのだと思います。
最後に、今回紹介したオリジナルゲームを掲載している特別ページへのリンクを用意しました。
ここまでの話で気になったゲームがあれば、ぜひプレイしてみてください。
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